倉木麻衣＠ひこね市文化プラザに行ってきた
10月15日(水)にひこね市文化プラザ グランドホールで行われた倉木麻衣のコンサートに行ってきた。倉木麻衣のソロコンサートに行くのは久しぶりである（今年ファンクラブイベントには行ったが）。
会場は南彦根駅からも彦根駅からも遠い。バスで南彦根から10分、彦根からは20分かかる。しかもバスは本数が少なく会場への交通の便は悪い。車で行くのが得策だろうが、私は寝不足もあり、帰りの高速で居眠り運転をしてしまうのが怖くてJRで行くことにした。しかしそのJRが急病人発生でJR藤森駅でしばらく止まり、京都駅で目的の新快速に乗り継げないなど踏んだり蹴ったりであった。
この運のなさはコンサート後も引きずり、あやうく終電を逃すところであった。
出待ちイベント
コンサートは20時40分に終了。その後、事務所公認とかいう「出待ちイベント」やらに初めて参加してみようと待つこと30分。出待ちイベント終了が21時50分。その後、バスもないのでトボトボと南彦根駅まで歩いて帰り、目の前を22時15分発の快速電車が通り過ぎていったが、まあ30分後ぐらいにもう1本あるだろうと、天下の東海道本線だし、23時59分発の京都発・奈良行には間に合うだろうとタカをくくっていたら、次の南彦根発・京都行は59分後の23時14分発で、それに乗ったならば京都到着が明くる日の0時14分で、奈良まで帰れない〜( ´ー｀)y-~~
すわ京都でネットカフェ泊まりかと覚悟したが、必死で乗り換え案内を検索するに、22時40分発の大垣行きに乗車すれば（反対方向行き）、米原駅に22時48分到着。3分後の22時51分に新幹線こだま・新大阪行が発車するので、それに飛び乗れば、京都着23時11分。なんとか奈良行きの終電に間に合うことがわかった。これでネットカフェ泊まりが避けられ、家に帰ってくることができた。
元はといえば、のんびり「出待ちイベント」なんぞに参加したのが原因なのだが、参加したことがなかったのでどんな内容なのかやはり気になるものはしょうがない。参加してわかったのは一言でいえば「くだらねー」なのだが、熱心なファン（ヲタ）はたぶんあれで満足なんだろう。
感想
今日の公演はツアー2日目であった。確かにツアー日程を重ねるごとにコンサートの完成度が上がっていくというのはある。そういう人もいる。しかし、今日の倉木麻衣のコンサートはかなりアラが目立った。
「BE WITH U」や「always」では、ダンサー4人と倉木麻衣が大きく手振りするのだが、これがダンサーと倉木麻衣とでバラバラなのである。倉木麻衣がダンサーの2倍速のリズムで手を振ったり、反対方向に振ったりするから、後ろのダンサー4人同士が顔を見合わせて困惑している。その表情がありありとわかった。ダンサーもいったい、ダンサーのリーダーに合わせればいいのか、倉木麻衣に合わせればいいのか戸惑っているようだった。ろくにリハーサルをやってないことが推測された。
あとはバンドメンバー4人（ギター、ベース、ドラム、キーボード）が「Mai.K」コールを煽るのだが、誰も喋ってないのに声だけが聞こえるのである。たぶんあらかじめ録音されたオケか舞台袖から誰かマイク持って喋ってるのだろうが、まるっきり不自然な演出であった。バンドメンバー誰かにマイク持たせて、生声でやれよと思った。
かなり久しぶりに倉木麻衣のライブを見たのだが、数年前と別段変わったことがなかった。昔の風景とほとんど同じだった。倉木麻衣のファンはみんなシャイでおとなしい人が多いが、一部「珍団」と呼ばれる人たちが声を張り上げるのだが、やや場違いにも感じる。存在が浮いているのだ。MCは以前よりは少し巧くなったと思うが、トークの間が悪い。歌のレベルは変わってない。客を煽るのは、表裏一辺倒にはやるが、いかんせんノリが悪い客が多い。地方公演というハンディはあるが。しかし、こういう地方公演でも客席を8〜9割埋めるのだから、根強いファンは多い。
こういう根強いファンに支えられているから、ファンに感謝の心を示したいというのはあるのだろう。しかし「出待ちイベント」は正直言ってファンを甘やかしすぎだと思う。私はこういう出待ちイベントというのがあること自体を今日まで知らなかった。だからコンサート終了後、楽屋口付近で150人程度が並んでいるのを見て、驚いた。いろんなコンサートに行ったが、こういう風景はジャニーズ以外では存在しないのではないか。でもジャニーズでも、もっと守られるべき一線は守られているだろう。コンサート終了後、これら150人ぐらいのファンを部屋に集めて、倉木麻衣が登場して終演後にまた挨拶するというのはどうなんだろうか。異様な光景に思えた。
ファンサービス？ コンサート終了後にそこまでする？ ファンとふれあいたいなら、ファンクラブイベントや、新曲を発売したときにレコード屋で握手会イベントをやればいいんじゃない？ そういえばこの出待ちイベントはチケットのチェックとかも全然やってないんだね。だからコンサートを見てない人でも参加できる。近くの会場で倉木麻衣のコンサートがあれば、終演したぐらいの時間で待ってれば参加できてしまうわけだ。変なイベントだね。
このイベント恒例の全員で「chance for you」のサビを合唱し（とはいってもコンサート本編でも観客に歌わせているのだが。だからダブってる）、そのあと司会のトーマス（升田敏則氏）がこの曲（chance for you）の歌詞の意味を熱演し（このあたりは端から見るとまるで新興宗教のセミナーのようだった）、イベントは終了した。21時50分に終わったから、コンサート開演からすると3時間20分後である。この出待ちイベントに参加するには終電時間などを調べてからにした方がいいだろう。私など危うく帰れなくなるところだったから。
私はもう出待ちイベントには参加しないし、こういうイベントはきっぱりやめて欲しいと思う。それと最近は出待ちだけでなく「入り待ち」も事務所公認のイベントになっているようである。もう行き着くところまでいってしまったなという感はあるが、この手のファン増長、勘違いイベントはしばらくは続くのだろう。
セットリスト
01.touch Me!
02.夢が咲く春
03.Season of love
04.The ROSE〜melody in the sky〜
05.明日へ架ける橋
06.Born to be Free
07.One Life
08.I Like it Like that
09.Love, Day After Tomorrow
10.24 Xmas time
11.everything
12.NEVER GONNA GIVE YOU UP
13.Growing of my heart
14.一秒ごとに Love for you
15.ベスト オブ ヒーロー
16.BE WITH U
EN1.chance for you
EN2.always
EN3.touch Me!
