久住小春がモーニング娘。およびハロプロから卒業
ちょうどSPEED広島公演を見終わったあとにこのニュースを知人から知らされて、SPEEDのコンサートの余韻に浸っている場合じゃなくなってしまった。突然の発表にびっくりしたし、いろいろ不可解に思った。
- ツアー初日に卒業を公表しツアー最終日で卒業とは過去最短。今まではスキャンダルでいきなり脱退か、ツアー始まる前に卒業発表だったのに。
- 来年のハゴロモカレンダーに久住小春載っているけど、どうするの? 梅田えりかは卒業発表がもっと前だったから来年のカレンダーには載ってないけど。今回の卒業がかなり急に決まった証左に思える。
- モデルやりたいって、モーニング娘。の活動と平行してできないのか? 土日が地方興行で埋まってしまうと、モデル活動がやりづらいのかもしれないが。
- 今までは卒業公演といえば事前に周到に準備して大きな箱でやったのに、今回は東京厚生年金会館とはずいぶんこぢんまりしたもんだね。せっかくだから卒業商法で横浜アリーナとか代々木体育館とか大きな箱でやればいいのに。小春の卒業公演なら1万人ぐらい集客できるでしょ。箱もどこかはスケジュールが空いてると思うが(SSAや武道館もあるし)。
- こんなに急いで今年中に卒業させなければいけない理由がわからない。なぜ来年2月に大きな会場で卒業ではダメなのか。契約期間の問題か?
- 梅田えりかはアップフロントをやめるようだが(デイリースポーツ報道では)、小春は残るようで。この違いはなに?
といろんな疑問が湧いた。たぶん疑問のまま終わって、本当のところはわからないだろうな。
小春の卒業に関しては今のタイミングで卒業することがいいのか悪いのか軽々には判断できない。今の小春はモーニング娘。にはもったいない存在だったと思う。あれほどの美貌と長身を活かせていなかったから。だから娘。で飼い殺しにあうよりは卒業は吉報なのかもしれないが、さりとてモデルで成功するとも思えない。私は小春はBello!のような違うコンセプトのユニットの方が似合っていると思う。ちょうど梅田えりかが卒業するので、Bello!に加入してくれたら嬉しかったのだが、今回のモーニング娘。卒業でハロプロからも卒業してしまうのでその可能性がなくなって残念だ。
よくよく考えれば、モーニング娘。を卒業すればハロプロかも自動的に卒業してしまう今のシステムは変だよね。真野恵里菜がソロ活動しているのだから、久住小春もハロプロでソロ登録でも全然おかしくはないと思うのだが、モーニング娘。卒業でハロプロからもパージされてしまうのが今の制度。誰が考えたのか知らないが、ハロプロというくくりを厳密にしすぎて損をしていると思う。昔は誰も彼もハロプロメンバーでもっとゆるいシステムだったのだが。昔風に戻してくれないかな。
今回の小春の卒業は表向きはつんく♂の発案になっているが、これはハロマゲドンの時と同じで彼が泥をかぶってあげているのかと思った。だって人気下降気味のモーニング娘。からわざわざこの時期に主力級の小春をやめさせる意味がわからないし。娘。にとってダメージ大でしょ。
だから私は今回の卒業は小春がもうモーニング娘。として活動するのが嫌になって、自分からやめたいって言いだしたのが発端だと思っている。なんせ最近あまりやる気なさそうだったし、つんく♂の作る曲にも批判的だったし、もっと背が高くなりたいとか発言してたし(たぶんそのころからモデル転身を意識していた)、もうモーニング娘。としてはやりつくして、娘。を抜けたいと思ったんじゃないかな。ここ最近相次いでいるハロプロで夢を見れなくなって、やめたくなった子と同じケースだと思う。
なんにせよ、これでモーニング娘。は来年中には新メンバーを入れざるをえなくなったと思う。幸か不幸か。小春が抜けたら人気低下に歯止めがかけられないでしょ。しかしオーディションをやっても、これはという子が入ってくるかな? なんせ8期オーディションで他の子をさしおいて光井だけとってしまった事務所だからね。人気絶不調の光井愛佳を。
だから公開オーディションをやっても不安なんだよな。応募避けられるんじゃないかと。しかも今はAKB48の方がメディア露出が多くて、女子中高生もモーニング娘。よりはAKBに入りたがる子の方が多いだろうし。だから一番現実的な解は、和田彩花クラスをモーニング娘。に入れてしまうことだと思う。和田彩花をS/mileage(スマイレージ)で中途半端な露出にとどめておくよりは、モーニング娘。に入れてしまって一大プッシュする方がいいんじゃないかなあ(もちろん前田憂佳や福田花音をプッシュするんでもいいけどね)。
モーニング娘。7期目メンバーの久住小春が「モーニング娘。コンサートツアー2009秋 〜ナインスマイル〜」の最終公演(12月6日)を持ちましてモーニング娘。そしてHello! Projectを卒業することを決定いたしました。
モーニング娘。としての活動期間4年4ヶ月の間に、歌手やタレントとしてのイロハを学んで来ました。
そんな久住も来年には18歳になります。
団体活動としてやるべき事はかなりのペースで学んで来ました。その間には「月島きらり」としての活動も平行して行ってきました。
そのようなこれまでの活動すべてを見た上での判断ですが、私は、プロデューサーとして久住をソロ活動させたく思い、卒業させることを決めました。
とは言ってもいきなり歌手デビューとか何々デビューとかそういうことでなく、まだまだあら削りな部分もありますので、現状の久住で出来る仕事をがんばりつつ、個人的にさまざまなレッスンや習い事をし、本人の希望するモデルとしての新たな出発を目指し、新しいステップに進ませようと思います。
ということで、これまで応援くださった皆様はこれまでどおり、「久住小春」及び「モーニング娘。」を応援くださいますよう、なにとぞよろしくお願いいたします!
今回のお知らせに伴い、8/31発行 Hello! Project Information DM内でファンクラブ先行受付を行っておりました「Hello! Project 2010 WINTER 歌超風月 〜モベキマス!〜」公演には、久住小春の出演はございません。
こちらに関するファンクラブ払い戻しはございませんのでご了承下さい。
中核メンバーが出演しないのに、払い戻しは一切しないとは理不尽な応対だね。
モーニング娘。在籍期間ランキング(2009年9月14日現在)
順位 | 在籍日数 | 在籍期間 | 名前 | 加入日 | 卒業日 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 2947日 | 8年0ヶ月 | 高橋愛, 新垣里沙 | 2001/08/26 | 現役 |
3位 | 2702日 | 7年4ヶ月 | 飯田圭織 | 1997/09/07 | 2005/01/30 |
4位 | 2576日 | 7年0ヶ月 | 吉澤ひとみ | 2000/04/16 | 2007/05/06 |
5位 | 2538日 | 6年11ヶ月 | 矢口真里 | 1998/05/03 | 2005/04/14 |
6位 | 2436日 | 6年8ヶ月 | 亀井絵里, 道重さゆみ, 田中れいな | 2003/01/19 | 現役 |
9位 | 2332日 | 6年4ヶ月 | 安倍なつみ | 1997/09/07 | 2004/01/26 |
10位 | 1847日 | 5年0ヶ月 | 石川梨華 | 2000/04/16 | 2005/05/07 |
11位 | 1828日 | 5年0ヶ月 | 保田圭 | 1998/05/03 | 2003/05/05 |
12位 | 1827日 | 5年0ヶ月 | 小川麻琴 | 2001/08/26 | 2006/08/27 |
13位 | 1792日 | 4年11ヶ月 | 紺野あさ美 | 2001/08/26 | 2006/07/23 |
14位 | 1603日 | 4年4ヶ月 | 久住小春 | 2005/05/01 | 現役 |
15位 | 1594日 | 4年4ヶ月 | 藤本美貴 | 2003/01/19 | 2007/06/01 |
16位 | 1568日 | 4年3ヶ月 | 辻希美, 加護亜依 | 2000/04/16 | 2004/08/01 |
18位 | 1316日 | 3年7ヶ月 | 中澤裕子 | 1997/09/07 | 2001/04/15 |
19位 | 1128日 | 3年1ヶ月 | 後藤真希 | 1999/08/22 | 2002/09/23 |
20位 | 1015日 | 2年9ヶ月 | 光井愛佳 | 2006/12/10 | 現役 |
21位 | 920日 | 2年6ヶ月 | ジュンジュン, リンリン | 2007/03/15 | 現役 |
23位 | 852日 | 2年4ヶ月 | 石黒彩 | 1997/09/07 | 2000/01/07 |
24位 | 749日 | 2年0ヶ月 | 市井紗耶香 | 1998/05/03 | 2000/05/21 |
25位 | 588日 | 1年7ヶ月 | 福田明日香 | 1997/09/07 | 1999/04/18 |
以下追記
モデルに転身するとかいう久住小春だが、これは小学館からのオファーのような気がしてきた。小春は「きらりん☆レボリューション」で小学館に膨大な富をもたらした。小学館にとっては金のなる木である。その小学館がポスト山田優として小春を雑誌『CanCam』の専属モデルとして売り出したいと考えたらどうだろうか。アップフロントとしても小学館からそういうオファーがくれば渡りに船だろう。売り上げがじりじり下がっているモーニング娘。にいさせるよりも、ここで卒業させてモデルを目指す方が小春の将来にとってもいいだろう。来年小春が『CanCam』の紙面を飾るかどうか、ちょっと楽しみになってきたな。