選挙結果雑感

遠征してたのでリアルタイムで速報を見れなかったのは残念だったが、自民党が案の定負けた。マスコミの事前予測通り。しかし比例復活という変な制度で、こいつは復活せんほうがいいだろうというのが何人か復活してきたのが残念。息の根とめてもらいたかったのに。

今回の選挙は民主が積極的に支持されたというよりは、自民の失政に有権者が愛想を尽かしたのが大きいと思う。そしてとどめを刺したのが、解散前のゴタゴタ、麻生支持派と反麻生派の対立だった。結局自民党は、小泉構造改革についてなんの総括もできていない。麻生首相古賀誠与謝野馨などは小泉構造改革は失敗だったと主張し、中川秀直小池百合子は小さな政府を主張する。

党内に多様な意見があるのが自民党らしいのかもしれないが、経済政策の根本でここまで路線が違うと、これで同じ政党なのかと思う。民主党が安全保障政策で党内の路線が食い違うのを自民は笑えない。

私は自民はいっそのこと、親小泉・反小泉で分裂した方がいいのではないかと思う。民主が大きな政府路線に舵を切ったのだから、自民はその対立軸として小さな政府を主張すべきだろう。民主と同じ大きな政府路線でバラマキを競っても意味がない。私としては自民党から古賀誠与謝野馨二階俊博野田聖子加藤紘一後藤田正純大きな政府派(リベラル派)を追い出してもらいたいのだが、党内の数的には彼らの方が多数なのかもね。

結局自民党構造改革をなんら総括できず、しばらくは党勢を回復できないのではないかと思う。3年から4年後の次の総選挙も負けるかもね。