ムーンライトながらが臨時に格下げ

毎夜運行している夜行快速「ムーンライトながら」(東京―大垣)と「ムーンライトえちご」(新宿―新潟)は臨時化され、乗客が多い夏休みや春休み、年末年始などに限定する。安い運賃で長距離を移動できることから重宝され、「青春18きっぷ」の利用者も多かったが、深夜バスなどに押されて乗客が減っていたという。

正確には覚えてないが「ムーンライトながら」には100回以上乗車したと思う。東京まで往復するのによく乗った。すべて青春18きっぷを使って乗っていたので、臨時便になっても18きっぷ期間さえ走ってくれれば個人的には問題ない。

18きっぷ期間以外は夜行バスを使っていた。夜行バスやツアーバスが非常に安くなって、東京−大阪間でも片道3,500円からある。これだけ安いと18きっぷシーズンでも夜行バスを使った方が安いぐらいだ(特に上りの東京行きは)。ただ、私は夜行バスだとあまり寝られない体質なので18きっぷが使えるときはムーンライトながら一択だった。

今年は急行銀河が廃止になったが、これも夜行バスの影響が一番大きいだろう。銀河の料金は夜行バスに比べてとにかく高すぎた。寝台券もいるので合計16,000円以上掛かった。これではいくらベッドで横になれるといえでも、格安の夜行バスに勝てないだろう。

臨時になる「ながら」がどういうダイヤで走るのか詳細はまだ発表されていないが、どうせなら91号,92号のスジで走って欲しい。とにかく定期ながらの豊橋−大垣間の各駅停車は遅すぎる。臨時のように朝6時には大垣について欲しい。もっと要望を言わせていただければ、大垣止まりだと大垣駅で乗り換えの大混雑(大垣ダッシュ)が発生して危険なので、米原まで延伸して欲しい。いや、どうせなら銀河のスジで大阪まで行って欲しい(笑)。銀河が廃止になったのだから、ながらが大阪まで行ってもいいじゃないか。これぐらい商品力をアップしないと、夜行バスには勝てないだろう。

でもJR東海は新幹線原理主義で、新幹線以外の客は客じゃないという体質だから、ここまでながらのサービスを向上させる気は毛頭ないだろうね。あくまでもムーンライトながらは、貧乏人への「お情け」「社会奉仕の一環」として走らせているような感じだし。

ムーンライト九州もどんどん運行期間が短くなる中、私が夜行列車に乗ることもますます減っていきそうだ。