後藤組が山口組から除籍

指定暴力団山口組系の有力組織、後藤組静岡県富士宮市)の後藤忠正組長(66)が、山口組から絶縁されたとみられることが16日、警察当局の調べで分かった。警察当局によると、山口組は、後藤組長が山口組の会合に欠席を繰り返したことなどを理由に除籍を決定。

後藤組といえば、元グラビアタレント嘉門洋子が後藤忠正(後藤忠政)組長の愛人であると警視庁の資料に載っていたという話が有名である。警視庁の警察官が捜査資料をP2Pに流出させたのがその発端であるが。

今回の除籍騒動に関して、朝日放送ムーブ!で取り上げていた。

2001年7月に後藤組長は米国の病院(カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA))で肝臓移植手術を受けた。本来ならば暴力団やマフィアは米国に入国できない。それがなぜか入国できてしまった。この裏にはFBIと後藤組長の間で何らかの取引があったのではないかと疑われている。FBIに山口組弘道会の内部情報(幹部リストやマネーロンダリング用の口座情報)を教える代わりに、入国させてもらうという取引だ。

2001年5月に後藤組長はUCLAの病院に入院。その2ヶ月後に移植手術を受けた。これは異例のスピードである。移植手術後、後藤組長はUCLAに10万ドルの寄付をした。早期に移植手術を受けさせてもらった見返りであろう。

今回の除籍処分は、このFBIとの取引が発端だといわれる。FBIに口座情報などを伝えたせいで、弘道会に損害がでたと言われているからだ。まあ、この手の話は裏がとれないので「ふーん」と話半分に聞くのが一番いいのかもしれない。