リア・ディゾン@なんばHatchに行ってきた

リア・ディゾンのライブに行ってきた。大阪、名古屋、横浜、東京と行われるツアーの初日である。チケットはヤフオクで1000円程度で入手できた。わざわざリア・ディゾンの歌を聴きたいという人は少ないのかもしれない。今日のなんばHatchも集客は200人ほどで、1階には椅子席が並べてあった。1階は指定席でなく整理番号順での入場なのだが、このように指定席ではなく自由席扱いのライブは久々であった。たぶん市井紗耶香 in CUBIC-CROSS以来である。

開演は5分ほど遅れ、ライブは1時間40分ほどで終わった。リア・ディゾンは持ち歌も少ないし、長い日本語でのMCも無理なのでこんなもんだろう。

歌は正直厳しいものがあった。日本語の発音がたどたどしいのと、声量がないのと、音域が狭いこともあって、かなり歌詞が聞きづらかった。

MCも日本語で話すことがたぶん幼稚園児と同じようなレベルなので、なかなか難しい。リア・ディゾンもそのことは自分でも自覚しているので、しっかりネタ帳も用意してきていたのだが、なんとステージで自分で書いた字が読めず、ネタ帳から話したのは新幹線で移動したときの話のみだった。

バンドはギター、ベース、ドラム、キーボードが各1人、ダンサーが2人という構成だった。ダンサーは曲ごとにしっかり細かいところまで振り付けを完成させており、なかなかいい仕事をしていた。バックバンドもいい仕事をしていた。たぶん入念にリハーサルをやってきたのだと思う。ツアー初日とは思えぬほどの完成度だった。

客層は3割ぐらいは女性だった。女性が多いのが意外だった。おとなしいファンが多かったので、ライブの盛り上がりという面に関しては、残念な出来だったように思う。FC枠が優先で入場していたので、最前付近はファンクラブ会員が占めていた。しかし最前にいる彼らもおとなしいので、余計にライブが盛り上がらなかった。せっかく最前を占めているのだから、もっと後ろの一般客を引っ張る気概で頑張って欲しかったなあ。前がショボショボだと、後ろの一般人も盛り上がりようがない。

衣装は最初がくのいち風のコスチュームで、まるでKOF不知火舞のコスプレに見えてしまった。次は細身のドレスで、最後がツアーTシャツをアレンジしたもの。全般的に露出という面では少なく、変な期待をしていくと空振りに終わると思う。美勇伝みたいなライブとは全然違う。

今後も、安ければリア・ディゾンのライブに行きたいと思った。