レーシック適応検査を受けてきた

近視矯正のレーシック(LASIK)手術を受ける前に、手術できるかどうかの検査がある。適応検査である。今日、神戸クリニックでその検査を受けてきた。ちなみに無料だ(レーシックそのものは35万円掛かる)。

検査では、視力、眼圧、角膜の厚み、角膜細胞の数、角膜の形状、瞳孔の大きさなどをひとつずつ検査していく。全ての検査が終わるのに2時間かかるのだ。瞳孔の大きさを測るのに、瞳孔を拡大する点眼液をさされるのだが、これをされると瞳孔が開きっぱなしになるので目のピント調整がしづらくなる。ひらたくいうと老眼になるのだ。人生で初めて老眼を経験した。本当に近くの文字が読めない。新聞を40cmぐらい離さないと文字が読めないのだ。老眼のつらさを身をもって体験した。

検査では特に異常もなく、レーシックが受けられるということだった。レーシックはおそらく人生で一度受けるだけ、一度きりの大事な手術だ。いろんな病院を比較して、慎重に決めたい。レーシックは自由診療なので、価格は千差万別だ。安いところでは両眼で11万。高いところでは50万を超える。まさに資本主義的格差社会。一生ものなので、価格をけちって後々悔やむようなことだけは避けたい。とはいえ、日本人は 高い=安心感 という信仰があるが、その高い価格に本当に根拠があるのか疑わしい病院もある。ただ単にもうけ主義で高い値段を付けているだけじゃないのかと。

病院名 価格 長所 短所
神戸クリニック 35万 設備最新、施術数多 値段高い
安淵眼科医院 12万 安い、近い、施術数多 設備ちょっと古い?
奈良県立医大付属病院 15万8千 安い、近い 施術数少、人体実験的要素

調べている中では、大学病院でもレーシックをやっていることは意外だった。奈良県立医大付属病院である。ここの説明会にも行った。ちなみに無料である。しかしここで手術を受けることはないだろう。まず施術数が過去3年間で100例とやや少ないのと、国産の手術マシーンでの執刀を売りにしているが、手術用マシーンでは日本は遅れている。この分野で国産が遅れているのに、日本のメーカーでレーシックを受けるのはやや不安がある。なんでもかんでも日本製が優れているわけではない。また、大学病院というところは、若手の研修医が執刀することが多いので、ある種、実験台的な要素がある。私の体が研修医用の練習というわけだ。これも不安がある。というわけで、奈良県立医大付属病院は安いけど除外だ。

レーシックをやっているところは、もちろん他にもたくさんある。手術を受ける前にもっと情報を集めて、どこで受けるか決めるつもりだ。