麻生内閣は戦後最短内閣となるか

本日、麻生内閣が誕生したがその顔ぶれを見ると、仲良し組を入れただけにしか見えない。これで総選挙に打って出るつもりか。このまま選挙に突入すれば、自公で過半数割れ麻生内閣は戦後最短内閣となるのではないか。

自民党は総裁選を盛り上げてその勢いで総選挙に突入したいようだが、総裁選はまったくと言っていいほど盛り上がらなかった。自民党の魂胆があまりにも見え透いていたからだ。それに選挙戦半ばに麻生勝利が確定していて出来レースになっていたのもある。

この状態で総選挙に突入して自公は勝てるのだろうか。私は参院選の時と同じく与党が負けるのではないかと思う。それは国民の怒りの原因となっている、ガソリン税や物価高、役人の無駄遣いに対してなんの解決策も提示できていないからだ。少なくともそれらの怒りの原因に対策を打たないと、「一度民主にやらせてみようか」という有権者の行動をひっくりがえせないと思うからだ。

2ちゃんねるなどでは麻生の人気が高い。しかし彼らが麻生を好きなのは、

  • 漫画好き
  • 中国や韓国に強硬的

であって、麻生の経済政策などには関心がないようだ。麻生の経済政策は一言でいえば旧来の自民党支持層へのバラマキであって、すなわち土建屋へのバラマキ、公共事業の増額だ。麻生はハッキリ言っている。「小泉が壊した自民党の組織、支持層を私が再建する」と。それが意味するところは土建屋へのカンフル剤注入である。

こんな麻生のバラマキが行われても、2ちゃんねらーは麻生を支持し続けるのですかねえ。おめでたいとしか言いようがない。