信貴山朝護孫子寺に初詣

今年は寅年ということで信貴山朝護孫子寺に初詣に行ってきた。

信貴山までの道は車が数珠繋ぎになってぴくりとも動かない。こりゃ歩いた方がはやいと思って麓に車を駐めて歩いて山を登ることにした。結構な上り坂で、寺に着いた頃にはぜーぜー息が荒くなってしまった。

狭い駐車場は満車。遠くは出雲から観光バスなども来ていた。やっぱり寅年なので、例年よりも参拝客が多いんだろうな。
大寅の前はさながら記念撮影スポットと化し、人だかりがすごかった。通り抜けるのも一苦労だ。


本堂まで行くと、奈良を一望できる見晴らしはよく、ふと欄干から下を覗くとあまりの高さにちょっと怖かった。

数十年ぶりに「戒壇めぐり」に入ってみたが、本当に真っ暗でなにも見えず、手探りで壁づたいに歩いてなんとか出口まで戻ってこれた。真っ暗闇なので、時々前の人にぶつかりそうになってしまった(笑)。こどもの頃にも一度入ったが、めちゃくちゃ怖かったのを覚えている。今あらためて入ると、怖くはないのだが、こどもの時分怖かったのも無理はないなと納得した。

一通り見終わって、帰りはまた徒歩で山下り。車に戻ってきたころには完全に膝が笑っていた。


来年の干支(えと)が寅(とら)であることから、「寅」に縁が深い平群町信貴山朝護孫子寺には多くの人たちが参拝に訪れることが予想されている。県警は31日から来年1月3日にかけて、周辺道路を交通規制するなど警備態勢を強化することにしている。

四天王の一尊である毘沙門天王が「寅年、寅の日、寅の刻」に、信貴山で戦勝祈願していた聖徳太子の前に現れたと伝えられ、同寺は12年に一度「『寅歳』記念大法会」を開いている。12年前の98年には、県内の主な社寺が悪天候で三が日の初詣で客を前年比で減らしたのに対し、信貴山には3倍近い28万人が訪れた。このため、県警は来年の三が日の参拝客も、例年の約3倍の約35万人と予想している。