ソフトバンクが月月割を改悪か?

ソフトバンクモバイルは5月11日より、沖縄県の一部の店舗において、契約者の利用料金の一部を割り引くサービス「月月割」の対象から月額基本料を除くテストマーケティングを開始した。これにより、契約者は最低でも毎月、携帯電話の機種代金と基本使用料を支払う必要がある。

月月割は、ソフトバンクモバイルの携帯電話を新スーパーボーナスプランで購入した顧客に対して、機種に応じた一定額を通信料から毎月割り引くサービス。これまでは月額基本使用料、通話料、通信料、ネット接続サービス「S!ベーシックパック」などが割引の対象だった。今回のテストマーケティングでは、月額基本使用料を割引の対象から外した。

ソフトバンクホワイトプランやダブルホワイトの基本使用料を月月割の対象外にするテストを沖縄限定で行っている。

スーパーボーナス一括で購入した場合、

ホワイトプラン980円−月月割980〜円+ユニバーサルサービス料8円=毎月8円

と、毎月8円でもてるケータイが可能だったが、ホワイトプランが月月割から外されると980円値上がりすることになる。

ソフトバンクYahoo!のトップページ有料化(未実施)のときもそうだったが、ARPUの引き上げに必死だ。端末の売り上げが落ちているので、とにかく既存契約者からの徴収料を引き上げないと、経営があぶない。まずは沖縄限定ではじめてみて、反応を伺っているのだろう。

しかし既存契約者の一斉値上げをすると反発が大きいので、おそらく新規契約や機種変更者だけを対象に値上げをはじめると思う。今でも上位機種の月月割を2200円から2000円に値下げして、こっそり料金の値上げを行っている。

次は新規顧客が値上げのターゲットになるだろう。

キャリア ARPU
ドコモ(DoCoMo 5710円
au 5800円
ソフトバンクSoftBank 4070円

[2009.05.29追記]
沖縄限定ではじめた月月割の改悪を、中国・四国地方に拡大する模様。いずれは全国展開してくるね。

[2009.07.10追記]
ついに8月19日から月月割の改悪を全国展開することが決定。月月割の残り期限が少ない回線は8月19日までに解約して、もう一度新規契約するしかないね。