トヨタがディーラー網を統合か?
トヨタ自動車が、国内の販売体制を見直す方針であることが21日、分かった。全国の販売店関係者約800人を集めて同日行われた代表者会議で、国内営業を統括する豊田章男副社長が説明した。新車市場の低迷に伴い、国内の店舗数は過剰状態となっており、店舗統合など地域の特性に合った販売体制を整備し、競争力を高めたい考えだ。
トヨタは現在、トヨタ店, トヨペット店, カローラ店, ネッツ店, レクサスと5チャンネル体制だが、5チャンネルは多すぎだな。これから国内市場は少子化もありどんどん縮小していくし、5チャンネルを4チャンネルや3チャンネル体制に統合していくべきだろう。
まず国内でレクサスブランドを展開したのは失敗だったが、1000億円かけてつくっただけに今更あとには引けないのではないだろうか。満蒙みたいなもので、投資額が大きいだけに手放すのが合理的判断で正解でも、情緒的に手放せなくなってしまった。レクサスを展開した取締役のメンツの問題もあるだろうし、今更廃止できないだろうな。それに消費が二極化しているので、これから高級店の存在が生きるかもしれないという一縷の望みもあるだろうし。
最近のトヨタのディーラーといえば、
このような流れになる。
ネッツ店はネッツ店専売車種が多く、またビスタ店と5年前に統合したばかりなので、そのまま継続と思われる。
問題はトヨタ店とトヨペット店とカローラ店だが、この中からどれかが統合されるのではなかろうか。
組み合わせとしては併売車種が多い1か3になると思われる。あとはディーラーは地元資本が多いので、その説得がらみもあるだろうが。