言論弾圧

このまるも氏は、B-CASカード書き換えについてやり方を解説したわけではなく、なぜ書き換えが可能だったのか、バックドアについて説明したり、今後とられるであろう対策について論考しただけだったのだが、それに圧力を掛けて記事を消させるとは嫌な時代だねえ。
やり方を詳細に説明したり、ツールをアップロードした人が逮捕されるのは不正競争防止法の観点から理解できるのだが、まるも氏はなにか法を犯したわけではないのに圧力を掛けるとは、表現の自由はどこに行ったのだろう。憲法もへったくれもないな。

この度の改造B-CASカード販売等による逮捕者の発生の報道を聞き、B-CASカードの書換えの問題が多方面に多大な影響を与えていることを痛感いたしました。
私といたしましては、書換えの可能性に関する技術的な検証や仮説の発表と議論による仮説の確認のみが目的ではございましたが、結果として社会をお騒がせして、多方面にご迷惑をおかけすることになってしまったことについて、その道義的責任を痛感いたしております。
私は、本日6月23日付にて、B-CASカード書換えに関連する記事を一切削除いたしますとともに、11年にわたって運営してきたサイトではございますが、当分の間、本サイトの更新およびTwitter上での書き込みを一切停止することといたします。
これまで本サイトを楽しんできていただいた皆様にはおわびの言葉もありませんが、どうかご了解をお願いします。
2012年6月23日 茂木 和洋