ひめキュンフルーツ缶の運営が特定ヲタの言動を批難
ひめキュンフルーツ缶の運営が、高松でのイベント中にメンバーの河野穂乃花を中傷したヲタを、2chのスレに降臨して長文で批難している。
アイドルヲタの中には人格が破綻したり、社会性に乏しい者がいるので、イベント中や握手会などで暴言を吐く者がいる。ひめキュンの運営はファン一人一人に誠実に対応しようとしているのか、わざわざ2chのスレで懇切丁寧に反論を掲げているようだが、時間の無駄である。そういうヲタはとっとと出入り禁止にしたらよろしい。ヲタの中には真面目に相手するのが無駄な人種がいる。私はアイドルの現場でそういうのもたくさん見てきた。誠実に相手しても、徒労に終わるだけである。
パフォーマンスを批判されたのだったら、レッスンを積み重ねてそのレベルを上げ、ライブで見返してやったらいい。スレで反論するのは筋違い。ステージでの結果で反撃すべし。
ひめ食堂っていう定食屋さんがあったとしましょう。
そのお店は、路地裏にあってね、表通りには、同じようなメニューを提供する全国チェーンもお店もあるんだけど、こじんまりとしている中でも、7人のコックが一生懸命、料理を提供していたんだってさ。
店がオープンしたのが1年5ヶ月前。口コミで次第に、常連客も集まるようになってね、地元ではなかなか有名なお店になったんだって。
ひめ食堂のウリは、愛媛県内外の出張屋台。河原町のお店だけじゃなく、お呼びがかかれば、県内外に屋台を出すことでも有名だったとさ。
ところが、おととい、コック長のエミナ氏がインフルエンザで倒れたとさ。実は、ひめ食堂の厨房は、エミナ氏とマイ氏の二人がほとんどの料理の味付けを任されててね、(別のレパートリー料理では、別のコックが味を任されているものもあった)、エミナ氏がいないと、お客様が満足いく料理を出せないんじゃないかと、コックたちも、オーナーもとても困ったんだとさ。
悩んだオーナーは土曜日のスキー場出店も、その夜のお店も、翌日の高松での屋台出店も、出店を休もうかとさえ思ったんだとさ。
ところが、残りの6人のコックたちがオーナーに言いました。「私たちだけで料理、作ります」と。
だけどこれまで、エミナ氏に任せっぱなしにしていた部分もあり、味付けにせよ、盛り付けにせよ、はいそうですかと簡単にはいかない。でも6人は頑張りました。
金曜日は夕方から深夜2時まで、全員が残って、料理を作り、味付けを試行錯誤し、盛り合わせも何度も何度もやり直しし、ほとんど徹夜で翌日を迎えました。
みんな、とても不安でした。お客様に「まずい」って言われたらどうしよう。「やっぱり、エミナ氏がいないとダメだね」と言われたらどうしよう、「7人だからよかったけど、6人だとダメだね」と言われたらどうしよう…… 6人は不安で不安でたまりませんでした。
しかし。まず、スキー場での屋台。お客様はとても満足してもらったようです。初めて食べるお客さまも「おいしい」と言ってくれたし、常連で、わざわざスキー場に足を運んでくれた方も、「美味しかったよ」とお褒めの言葉をいただきました。
その日の夜も河原町でのお店でも、大勢のお客様が、6人の料理を喜んでくれました。オーナーも6人のコックもホッとしたものです。
翌日は高松への屋台出店です。ここで事件が起こりました。屋台での出店料理披露は2回ありました。その1回目の時でした。
常連の一人が、突然、立ち上がり、他のお客様がいる前で「マズイ! 手を抜いてる」と叫んだのです。
そして、その常連はエミナ氏に代わって盛り付け担当をしたコックの一人を名指しし、「今日のは美味しくなかった。あれで頑張ってるつもり?」「高松の食堂の方が美味しかった」「このことは、僕のブログで叩くから覚悟して」と罵詈雑言を言い放ち、出て行ってしまいました。
名指しで非難されたコックは、実は一番頑張っていたコックさんでした。というのも、実は人一倍、ひめ食堂を愛し、ひめ食堂のために頑張ってるコックさんなんですけど、彼女曰く、自分はエミナ氏やマイ氏のような天才的なセンスがないから、人の3倍努力しなきゃダメっていつも言い続けているコックさんだったのです。
彼女は、その後、号泣しました。他のコックたちが必死になぐさめたんですが、2回目の料理披露が怖い、どうしようと体を震わせていたといいます。
それでも、そのコックさんは、2回目の料理披露に、さっき罵詈雑言を言った常連客さんがまた料理を食べにくるだろうからと、休み時間も必死に練習を重ねました。
そして、ついに2回目の料理披露の時がやってきました。そのコックさんは、今にも泣き出しそうになるのを必死に、それこそ必死に我慢しながら、一生懸命、料理を作りました。もしかしたら、1回目より美味しくできなかったかもしれません。でも仕方ありません。だって、彼女は、常連客の言葉に萎縮して、ずっと震えていたんですから。
ひどいことに、それだけ頑張ったのに、1回目に罵詈雑言を吐いたその常連客は、2回目の料理披露を見ていたにもかかわらず、料理を食べることなく、感想を言うことなく、立ち去ってしまったのです。
えーと、ここからは僕の私信です。この2ちゃんでも書かれているように、なるほど、プロなんだから、泣いてどうするという意見もあるとは思います。しかし、今回、ひどいなあと思うのは、やはりその常連客の言動だと思っています。
料理の味覚は人それぞれ。TPOで変わるものです。彼は、この時、美味しいとは思わなかった。そこは問題ありません。しかし、それを、他の客がいる前で、それも一人のコックを名指しで非難したというところにあると思います。
僕があえて、今回の事件?を、料理店に例えたのも、そこにポイントがあるのです。
人の味覚は人それぞれ。それと同じように、アイドルを見て感動する感動しないというのも、人それぞれだと思います。
そりゃあ、100人が食べて100人が美味しいと言う料理を提供するのがベスト。100人が見て100人が素敵だと感動させられるアイドルがベスト。でもそれはすごく難しい。ひめ食堂の7人のコックたちも、オーナーも、必死に、100人が100人感動してもらえる料理を提供するべく頑張っていますけど、そこまでには正直至っていない。
でもね、その常連客がブログで、前々から、「常設の河原町での料理は美味しいけど、出張屋台の時は手を抜いてる。できれば、河原町での6割7割の力を出せよ」と書いていたんですけど、これが大いなる勘違いというか、この常連客が全然分かっていない証拠なんです。
あのね、河原町のお店は、照明やら器やら雰囲気やら、しっかりしてるじゃないですか。来るお客様も構えてお越しになる。料理もアイドルライブも実は「雰囲気」ってとっても大事なんです。しかし出張屋台ではそれがない。
ここで声を大にして言いたいのは、7人のコックたちは、出張屋台の時、手を抜いてはないんです。罵詈雑言を言った常連客はそれが全然分かっていない。
考えてもみてください。1800円払って見た映画と、100円の旧作レンタルで借りて、家の38インチで見たDVD。「あれ、映画館で見た時の方が迫力あったよね」って言ってるようなもの。当たり前なんです。
ちょっと話が逸れましたね。話が戻りますが、今回、僕が、N氏なる常連客を許せない点を整理しますと、出張屋台のさなか、他のお客様の目の前で、「マズイ、手を抜いてる」と、一人のコックを名指しで非難したこと。この一点につきます。
N氏に言いたい。あなたの一言で、他のお客様まで、不愉快になった。それが分かっていない。
想像してください。あなたは、いつも行くレストランに食べに行って、いつもより味が落ちていたと感じたとしても、わざわざコックさんを呼びつけて、他の客の前で「まずい。手を抜くな」と言いますか?
それって、その店への営業妨害だけじゃなく、他の、料理を楽しみに来てくださったお客様に対しても、失礼な行為だと思いませんか?
反論があれば、ここにどうぞ。僕は、ある主義から、ブログもTwitterもしないので、ここでこういう形で書くことにしました。2ちゃんもいつもはROMだけで、慣れなくてごめんなさい。
僕は、7人のあの子にいつも言ってることは、「君たちは常にファンに感謝しなさい。ファンがいてこそ、君たちが歌って踊っていられるんだと」伊賀さんも同じ考えです。
ひめキュンにとって、ファンは神様です。とても大切な存在であり、ファンのあなたたちが喜ぶために僕も伊賀さんもメンバーも頑張ってます。あなたたちのおかげで、僕たちは存在していられる。いつも心から感謝しています。本当にありがとうございます。
でも、7人の、あの純粋な天使たちの心を傷つけるファンを、僕は許さない。
酒井直行
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