ぐぐたすの検閲問題

AKB48の運営って、選抜総選挙やじゃんけん大会もそうだけど、見切り発車的なところがあるな。面白そうだから、試しに一回やってみよう的な。検閲なしのぐぐたすGoogle+)も、検閲なしでメンバーにSNSやらせてみたら、いったいどういう相乗効果が生まれるのか実験的な要素があると思う。
だから、SKE48NMB48の運営がぐぐたすで勝手に検閲や時間制限を加えると、実験の意味がなくなってしまう。検閲を入れるとリアルタイム性がなくなって、今までのブログと変わらなくなるから。
それと秋元康が以前「タン塩」を例に語っていたが、ファンにすぐ見透かされるような嘘をメンバーに言わせないようにしている。たとえ虚構であったとしても、メンバーは本心を語っているとファンに思わせるのが大事で、あからさまな検閲はそれを阻害する。だから検閲させない。
昔のアイドルはキャラや話し方含めて事務所が徹底的に作り込んだものを売りだしていたが、ASAYANモーニング娘。以降、舞台裏もどんどん見せるようになった。AKBもそこは映画『DOCUMENTARY of AKB48』をつくって同じやり方を踏襲している。しかしAKBはそれだけでなく、ぐぐたすでリアルタイムにメンバー同士のやりとりを見せ、メンバーに自分の言葉で自分の考えを発信させるようになった。
さて、そこから何が生まれるのだろう。ない頭をいろいろこねくり回して考えてみたが、頭の悪いオレにはちっとも思いつかなかった。今のピンチケには、嘘や虚飾を廃した等身大のアイドルしかうけないというデータでもあるのだろうか。
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