東京ドーム1試合で一般家庭4000世帯分の電気

今、読売新聞や報知新聞の不買運動を起こしたら、首都圏で結構効き目があると思うわw

新聞によって微妙に計算が違う。

横浜の本拠地、横浜スタジアムによれば、昨年の試合開催日の電力使用量は1日当たり平均2万1000キロワット。東京電力によれば、一般家庭の1カ月の消費電力は平均290キロワットで、単純に30日で割った1日当たり換算は9.7キロワット弱。同スタジアムで1試合開催した場合、約2000世帯を1日賄えるだけの電力を使用する。横浜の球団事務所には、電力使用への懸念から、市民から数十件の苦情がメールなどで寄せられているという。
ナイターで必須の照明灯の電力消費量は、ヤクルトの本拠地・神宮球場(東京都新宿区)の場合、1時間当たり770キロワット。約2.5世帯の1カ月分の電力使用量を、わずか1時間で使う計算だ。
巨人の本拠地・東京ドーム(東京都文京区)は、屋内のためデーゲームでも照明を使用する。また、空気圧で膨らませている屋根を支えるための送風ファンにも電力を使う。巨人戦開催時の消費電力は、付随施設が使う分も含め1日平均5万〜6万キロワット。横浜スタジアムの3倍弱で、5000〜6000世帯を1日賄える。

野球場の電力消費は多大だ。屋外の神宮球場では照明灯、スコアボードなどで1時間あたり約930キロワットを使用。1試合だと3000キロワット以上使うことになり、一般家庭の300世帯分に相当する。ドーム球場になるとケタ違いで、東京ドームではイベントがない日も1時間当たり1万5000キロワットを消費。デーゲームでも照明が必要な上、ナイター開催時の消費電力は1時間当たり5〜6万キロワットとなり、一般家庭の5000世帯分以上に当たる。

一般家庭の1日消費電力量は約9.7キロワットアワー(kwh)。1日5万〜6万kwhを使用するといわれる東京ドームは、5200〜6200世帯分の電力を1日で消費する計算になる。一方、神宮球場はナイター照明6機、スコアボードなどを含め約5000kwhで約515世帯分。約2万1000kwhの横浜スタジアムは2200世帯分となる。

特にドーム球場は照明や空調に多くの電力を使い、東京ドームは担当者によると試合日は1日約5万〜6万キロワット時で、試合がない日の3、4倍。試合があると、一般家庭3000〜4000世帯分を余分に消費する。屋外球場は、広島のマツダスタジアムがナイターで1日4000〜5000キロワット時と、ドームの10分の1ほど。
さらにドームは「デーゲームでもあまり変わらない」と担当者は言う。時間帯にかかわらず設定照度が決まっており、デーゲームで照明を使わない屋外球場と違って節電は容易ではない。