カラーバーを録画してみる

今までビデオプレーヤー(MPC-HC)側でYC伸張させていたのを、ビデオドライバ側でYC伸張させるように設定を変更した。というのもMPC-HCの仕様で、プレーヤー画面には伸張済みの画が表示されているのに、キャプチャ画像は伸張される前の画像になっていたのだ。

YC伸張後(色鮮やか)


YC伸張前(なんかくすんでいる)

まさかキャプチャ画像がシェーダ適応前(YC伸張前)の画像になってるなんて、夢にも思ってなかった。

どうやったらプレーヤー画像とキャプチャ画像を一致させられるのか調べたら、私のビデオドライバが相当古く、YC伸張しない仕様だったので、ビデオドライバを更新してドライバで伸張させるように設定を変更した。すると、プレーヤー画像とキャプチャ画像が一致した。さらに、深夜に放送されているカラーバーを録画して、色に間違いがないことを確認した。

ARIBマルチフォーマットカラーバー

こうなるととことん改善したくなって、もっとキャプチャ画像を綺麗にできないかとPureVideo HDについても調べたのだが、私のビデオカードQuadro NVS 285)は性能が貧弱で、ノイズリダクションをONにしただけでコマ落ちが発生するありさまだった(´Д`)y-~ 地デジ動画を綺麗に見るためには、ビデオカードもそれなりにいいものを使わないとダメなんだな。PureVideo HDも世代ごとに進化しているようで、現状だとGeForce GT 240が最新の第5世代PureVideo HDにあたるようだが、そのあたりで静音かファンレスビデオカードが発売されれば、ビデオカードを買い換えようと思った。

PureVideo HDもアップデートされ、主に3つの機能強化が行なわれた。1つは「Dual-Stream Decode」で、ピクチャー・イン・ピクチャーなどのように2つの動画を同時に再生しているような場面において、2つのビデオに対してPureVideo HDのデコードアクセラレーションが適用される。

2つ目は「Dynamic Contrast Enhancement」で、その名を通りコントラストを高める機能となる。最後が「Dynamic Color Enhacement」である。これは、空や水などの青、植物の緑、そして人の肌の彩度を高める機能だ。これらは“Dynamic”という機能名が示す通り、全フレームに対して動的に施されることになる。