真野恵里菜がレコード大賞新人賞にノミネートすらされなかったが

この1年頑張っていたのはなんだったんだという敗北感、徒労感。幻聴ではなくて終戦玉音放送が聞こえてくる。いや大げさではなくて、来年はS/mileage売り出しの年。事務所にとって限りあるリソースを真野恵里菜に割けないわけで、来年の真野ちゃんのシングルリリースは惰性のように、五月雨式に間隔があいたものになると思う。今年みたいに5作もリリースするなんてとうてい無理だろう。

握手会だってメジャーデビューしたあとのS/mileageスマイレージ)を応援にかりだすのは常識的にはあり得ないが(春に合同コンをやるのをみるとあながち考えられないことではないけども)、裏菫を使うといってもメジャーデビューの約束もされてない裏菫メンバーを握手会の消耗戦に注ぎ込むのは酷だろう。

そもそも真野恵里菜を歌で売り出すのは無理があったといってしまえばそれまでだが、ここ最近ヒットしてきたグループにはそれなりの下積みからの苦労話があるのに対して、真野恵里菜にはそういうサクセスストーリーがないんだよね。

  • モーニング娘。: オーディション落選した5人で結成
  • Perfume: 秋葉原路上でメンバー本人達がチラシ配り
  • AKB48: 劇場が満員でない頃から武道館までのし上がった

底辺から這い上がっていく過程が、応援しているファンに感情移入させやすくなるのかな。下積みの苦労がないといえば、真野恵里菜だけでなくBerryz工房にも共通するし、これからエイベックスからデビューする東京女子流も選ばれたエリート臭がして、這い上がっていく物語が描きにくいよね。dreamやSweetSが成功しなかったのは、下積み話がないということも一因かな。

前段の話で℃-uteを除外したのは、いちおうキッズの中でベリーズに選ばれなかった当初負け組だからだけど、最終的にはキッズ全員デビューできちゃったから微妙なんだよね。応援している方も負け組と思ってないだろうし。

来年の真野恵里菜の活動に対してはあまり期待していない。今年、東京少女にでた頃が一番期待値上がったけどね。もしかしてケータイ刑事の主役射止めるんじゃなかろうかとか、レコード大賞新人賞取れるんじゃなかろうかとか、春先には期待してたなあ。それも今や露と消え、来年の両角制作のドラマなんてまったく期待してないし、歌も売り上げは下がる一方だし、ファンとしては当分しんどいだろうなと。期待が持てるとしたら脇役でもいいから地上波ドラマに出て欲しい。そうしたらそれがなにか今後に繋がる可能性があるから。両角の半分エスパーなんてどうにもならんでしょ。柴田あゆみがサイボーグ柴田以降、女優方面でなにも進展しなかったように。だからフジテレビONE契約して見ることは見るけども、内容に期待してない。