期日前投票に行ってきた

今日は期日前投票に行ってきた。明日の投票日はまのえりのイベントのために横浜まで遠征するので、投票できないからだ。
私の住む奈良1区は馬淵澄夫が鉄板なんで私が誰に投票しようが結果は揺るぎないのだが、投票しておかないとなんとなく後ろめたいというか、気分が悪いのだ。投票しないまま、まのえりのイベントに参加して浮かれていても、なんか100%楽しめないじゃん。つーわけで市役所でサクッと投票。

しかしこの4年間の政治は自民の失政続きだったな。ことの発端は安倍晋三郵政造反組をあっさり復党させたことにあったと思う。政党たるもの基本的な考えを一にするものが集まるべきで、公認しなかった候補をあっさり元の木阿弥に戻したこと、内輪の論理を優先させたことがその後の参院選惨敗のきっかけになったと思う。

参院選ボロ負け後、安倍晋三が体調不良を理由に辞任。その後を受けた福田康夫もサミットを花道にするかのように辞任。
ネトウヨには人気の高い麻生太郎だが私は全然評価してない。

  • 景気対策といいながら各省に基金名義でバラマキ。役人のいいなりに予算配分するおろかさ
  • 公務員制度改革やる気なし
  • 北方領土問題をこじらせ、解決を遠ざける
  • 財務省の犬・与謝野を重用。増税への道筋をつける
  • 郵政民営化逆コースの鳩山弟をけしかけておいて、最後に梯子をはずすへたれっぷり

麻生太郎は小泉構造改革を否定し、単に旧来の自民のバラマキ路線に戻しただけ。麻生政権は構造改革を否定するだけで、日本の経済をどうすれば韓国や台湾企業に勝てるようにできるのかなんの路線も示せていない。日本の企業は自動車やデジカメでこそ強いが、他の分野、液晶・携帯電話・半導体・造船などの分野では勝てなくなっている。どうすれば復興できるのか、企業の競争力を向上させられるのか自民も民主も提示できていない。

結局今回の選挙は自民も民主もお金の配分先の違いを争っているだけにすぎないが、さはさりながら役人や土建屋ばかりにばらまく自民よりは国民相手にばらまく民主の方が幾分マシであろうと思う。

結局自民党は2000年の森喜朗時代に国民政党としては死亡していたが、小泉純一郎が奇跡的に5年半延命させた。しかしたまたま命が首の皮一枚繋がった自民党がそれをすっかり忘れてしまって、旧来のバラマキ路線に回帰したのだから、今度は本当に死んでもらった方がいい。

日本の長い歴史でみたって、ここらで本格的に政権交代しておく方がいいと思う。民主党もこれからたくさんボロをだすだろうが、しかし自民党が永続的に政権を担うことは、予算配分の無駄という点をとっても害悪が大きいと思うからだ。