AKB48とモーニング娘。の笑っていいとも!

AKB48が一週間連続でいいとも!に出演するそうだが。基本、いいともの観覧に来ているような女性客は、女性アイドルのことを軽蔑して見ているような節がある。「どうせちょっとかわいいだけでしょ」とか「ブリッコしてる」とか「かわいいしか能がない」とか、まあそんなところだ。
男がジャニーズに対して抱いている感想の裏返しと言ってよい。だからモーニング娘。なんかがいいともに出演しても冷たくあしらわれる。
しかし女は女性誌に出ているようなモデルに対してはめっぽう弱い。香里奈, 桐谷美玲, 山田優といった脚がめっちゃ細くて、背が高くて、そして美人のモデルには、憧れの対象として「かわいいー!」のコメントが連発される。
アイドルは軽蔑されて、モデルは尊敬されるという心象はよく理解できんのだが、どう頑張っても香里奈山田優にはなれないという意識が尊敬の根源にあるのだろうか。あるいは、男に媚びてなさそうというイメージが、アイドルとは違ってプラスに働くのか。
まあモーニング娘。がこういう一般の女性客を引きつけるのはなかなか苦労が多そうだと思うわけだが、AKB48の場合は、篠田麻里子小嶋陽菜がカードとして存在しているのは大きい。普段、アイドルを軽蔑しがちな女性客を「ぐぬぬ…」と黙らせられる容姿を持ったメンバーがいるのは大きい。
やっぱり女性アイドルグループの中にはこういう「ぐぬぬ砲」を使えるメンバーが一人はいるべきなのである。そう考えると、現在のモーニング娘。に圧倒的な容姿を備えて一般の女性客を黙らせられるだけの力を持ったメンバーがいないことは悲しい。ここに和田彩花矢島舞美、(前田憂佳)がいないことが悲しい。ええ、ゆうかりんはアイドル界から他界したので括弧付きですよ。ゆうかりんモーニング娘。に入れとけば、もうちょっとマシな戦いができたであろうにと、ゆうかりんの亡霊ヲタである私はお盆の季節にそう思いながら夜空を見上げるのです。