鈴木亨プロ(鈴木愛理パパ)、三井住友VISA太平洋マスターズで3日目も首位キープ

INスタートだったのでテレビに映ることは今日もほとんどなかったが、ノーボギーの粘りのゴルフで首位をがっちりキープした愛理パパ。雨で1R減ったので賞金ランキング上は25%減になるが、優勝賞金3000万はスポンサーのご厚意により100%全額支払われるらしい(気が早いw)。

国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」の3日目。この日は、2日目に降雨によるコースコンディション悪化のためサスペンデッドとなった第2ラウンドの続きが行われた。
鈴木亨が5つスコアを伸ばし、トータル11アンダーで首位の座をキープ。2打差の2位にはこの日8バーディ・ノーボギーと爆発したアマチュア松山英樹、3打差の3位タイにはべ・サンムン(韓国)、藤田寛之、谷口徹の3選手がつけている。

単独首位で第2ラウンドを開始した鈴木は、前半11番でティショットを右の林に曲げたものの、9メートルのパットが決まってバーディが先行。するとその後もサンドセーブ、1パットパーを繰り返す粘りのゴルフでノーボギーラウンドを決めた。
2009年の「マイナビABCチャンピオンシップ」以来の勝利へ王手。18年連続で賞金シードを保持する45歳は「松山君は19歳。そんな人と一緒にできるスポーツもそうそう無いでしょうし、楽しみたいですね」と優勝争いを心待ちにしていた。

ツアーきっての仲良し家族も父親のふいの快進撃に、気を揉まないわけはない。「だけど、鈴木家には掟がある」。日課のラブコールでも、その点にはあえて触れない。「悪いときは、全員から叱咤激励が飛んでくるけど良い流れのときは、あえてみんな余計なことを言わない」。家族の無言のゲキが、父親にはなおさら肥やしだ。

連絡は毎日取っています。励まされたり? いやぁ、良い流れの時には流れを変えないように配慮するのが鈴木家流なので(笑)。悪いときには叱咤激励もありますがね。息子も心配してくれているし、娘は仕事も忙しいけれどパパの頑張りを励みしてくれていると思うし・・・。いつまでも子供に尊敬される父親でいたいですよね。

鈴木亨は今季まで、現役のシード選手としては最も長い18年連続で賞金シード権を確保。しかしこの2011年は現在、賞金ランク上位70位のボーダーラインには遠く、苦しい状況が続いている。
9月の「フジサンケイクラシック」から一度も予選を通過できないまま、今週を戦っている。仮に今シーズンを終えて上位70位を逃しても、来季は「生涯獲得賞金25位以内」の特別枠を使ってツアーに参戦する意向だが「目の前のことだけに集中していく」と悲壮感すら漂う。




↑副賞のBMW 640i。愛理cが免許とったら、これを乗り回すのかも。